中学入試~大学入試まで 入試に出た本・おすすめの本24選 電子図書館 まなびライブラリー

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読書は、入試に出題される作品に出あったり、入試に必要な力を育んだりする機会。
受験はまだ先かもしれませんが、夏休みなどにじっくりと入試に出た本を読んでおくと、
早めに傾向をイメージすることができ安心です。
過去の入試に出た本やおすすめの本24選をご紹介します。
  • 小説(中学入試・高校入試) カラフル
  • ひこぼしをみあげて
  • きみの鐘が鳴る
  • きみの話を聞かせてくれよ
  • ソノリティ はじまりのうた
  • お探し物は図書室まで
  • 水族館ガール (ジュニア版)
  • 零から0へ
  • 論説文(中学入試~大学入試) はじめての哲学
  • 俳句部、はじめました
小説(中学入試・高校入試) カラフル
論説文(中学入試~大学入試) はじめての哲学
本を選ぶポイント
  • 集中力を高める 長文が出ることも多い入試の国語。今のうちから集中して本を読むようにすると、入試本番で力を発揮します。
  • 読解力が身につく 主人公がさまざまな人生の問題を乗り越えるような内容から、論理性を問われる題材まで、多岐にわたる内容の本を読むことで読解力を身につけることができます。
  • 自分の考えを
    述べる練習になる
    社会で注目されるテーマについて、自分の考えを述べる出題も一般的です。読みながら自分だったらどう考え、行動するのかをイメージしながら読むと、入試対策にもなるでしょう。
小説(中学入試・高校入試)
カラフル
『カラフル』

[ 作 ] 森 絵都 [ 出版社 ] 文藝春秋

「おめでとうございます、抽選にあたりました!」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。モノクロームだった周囲のイメージが、様々な色で満ちてくる――。累計120万部を超える大人も泣ける不朽の名作青春小説。作者の森絵都さんの作品は中学受験でも毎年のように出題されます。

悩みをかかえた真を客観的に見ることによっていろいろなことに気づけたところが好きです。最後のシーンで罪についてわかったとき鳥肌がたちました。最後まで素敵なところが満載なのでぜひ読んだことない人、特に悩みを抱えている人たちに読んでほしいと思いました。
精神的に辛くなったり、明日が来て欲しくなくなったりした時に読んで欲しい一冊。私も何度もこの本に助けられて来ました。登場人物一人一人の台詞がグッと背中を押してくれたり、時に何かに気づかせてくれたり。どんなに自分が孤独で、周りから置いていかれていたとしても、ちゃんと振り返って立ち止まってくれる人はいるんですよね。真くんの心を救った友達の様に、いつか人を救える存在に私もなりたいと思いました。
ひこぼしをみあげて
『ひこぼしをみあげて』

[ 作 ] 瀧羽麻子 [ 絵 ] 今日マチ子 [ 出版社 ] 偕成社

中学生になった千春は、友人の那彩にひっぱられて天文部にはいる。そこには、熱血星オタクの二階堂先輩、寡黙でミステリアスな片瀬先輩、話のわかる顧問の葉山先生など、個性豊かな面々がそろっていた。千春は、次第に片瀬先輩のことが気になっていく……。等身大の女子中学生を描いた成長物語、第2弾。全国学校図書館協議会・選定図書(2022)。2023年度公立高校入試で出題。

私は今日マチ子さんの絵が大好きです。もう二回読みました。天文部というおとなしそうな部、ですが、この本を読むとその印象が熱血な人の集まりに変わりました。中学生部活を迷ってるみなさんにいい本だと思います。
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きみの鐘が鳴る
『きみの鐘が鳴る』

[ 作 ] 尾崎英子 [ 出版社 ] ポプラ社

チアダンス部の活動に憧れて、青明女子中学校を目指しているつむぎ。塾も同じクラスメイトとうまくいかなくなり、5年生の終わりに転塾することに。新しい塾「エイト学舎」には、いろいろな子がいた。迎えた2月、待ち受けているものは? 受験の合否にかかわらず、すべての子どもに、祝福の鐘は鳴る。未来が開け、さわやかな温かさに包まれる物語。中学受験を迎える人にぜひ読んでほしい1冊。

とても心に響くお話でした。私も中学受験を経験して、その時のことを思い出しました。辛かったことも多かったけど、今はやってよかったと思えています。この本を読んだら自分が抱え込んでいる辛さが軽くなるなと感じます。とてもおすすめの本です。
すごく感動するお話でした。みんなそれぞれの悩みを抱えながらも、必死で受験勉強をする姿にめちゃくちゃ泣けました…。受験とか悩みがある人には特にオススメできる本です!
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きみの話を聞かせてくれよ
『きみの話を聞かせてくれよ』

[ 作 ] 村上雅郁 [ 絵 ] カシワイ [ 出版社 ] フレーベル館

もやもやした気持ちやずっと抱えてきた秘密…。ぼくらの心によりそって、きみは「聞かせてくれよ」と言った。新船中学校を舞台に黒野良輔とその友人たちを描く青春群像劇。共感できる悩みや思いが、7章7人の主人公によって紡がれます。自分らしくありたいのに周りの偏見が辛い、それをはねのけられない自分がふがいない……という心情は入試でもよく扱われます。複数の中学入試で頻出!

いろんな気持ちのもやもやを抱えた子たちがそれぞれいろんなことを考えながら生活していて、自分が共感できる部分もあったから、ぜひたくさんの人に読んでほしい。少なくともおれが今まで読んできた本の中で一番共感できる本。
色々な話が繋がっていて、全部感動する話だった。今悩んでいることがある人にとてもおすすめ。自分の気持ちに寄り添ってくれる物語。ぜひ読んでみて。
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ソノリティ はじまりのうた
『ソノリティ はじまりのうた』

[ 作 ] 佐藤いつ子 [ 出版社 ] KADOKAWA

吹奏楽部というだけで、合唱コンクールの指揮者を任されてしまった中学1年生の早紀(さき)。内気な彼女が、天才ピアニストの幼なじみ、合唱練習に来ないバスケ部のエースなど、個性的なクラスメイトたちとの関わりを通じて自分を解き放っていく。しかし本番直前、思わぬアクシデントが起こり…。仲間とともに何かをつくりあげる達成感、悩みもがきながらも「自分らしさ」を模索する中学生たちの内面、みずみずしい人間ドラマをまっすぐに描いた、珠玉の成長物語。複数の中学入試・公立高校入試で出題。

私も合唱コンの指揮者をしました。でもこの登場人物たちのように心を1つにしたり1人1人の心情が変化したりはしていないと思い、私は今年も指揮者をしてクラス全員で心を1つにしたいと感じました。お話のなかの「負けても勝ってもどっちでもいい、達成感」というものにすごく感動しました。全員でがんばる、という言葉の意味がとてもわかります。ぜひ読んでみてください!
内気だった主人公が、仲間と過ごすうちに変わっていくところに感動しました。私も主人公たちのように青春したいです!
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シタマチ・レイクサイド・ロード
『シタマチ・レイクサイド・ロード』

[ 作 ] 濱野京子 [ 出版社 ] ポプラ社

新高校2年生の湯浅希和子は、部員たった5名の文芸部員。そこへ、個性豊かな新1年生が入部してきて……。創作への情熱を語る部員たちの中で、希和子はひとり、「自分はクリエイティブな人間じゃない」と部室でただ読書をするばかり。そんな希和子が見つける文芸との関わり方は? 心がただ一筋に打ち込めるものって? 部員それぞれの「書きたい」気持ち、「書けない」ジレンマ、文芸部の人間模様を横糸に、希和子のラブストーリーが縦糸として紡がれます。上野、根津、千駄木など、東京・下町を舞台にした青春の物語。公立高校入試で出題。

読書感想画を描くために数ヵ月前学校で借り、読みました。また読みたくなったので、今回は電子図書館で借りました。私が何回も読みたいと思うほど内容がおもしろかったです。文芸部の内容、部活内でのいざこざ、恋愛…などさまざまな要素があります! ぜひ読んでみてください!
ぼくたちはまだ出逢っていない
『ぼくたちはまだ出逢っていない』

[ 作 ] 八束澄子 [ 出版社 ] ポプラ社

いじめに悩む陸と、自分には居場所がないと感じる美雨。それぞれに自分のアイデンティティを探して辿り着いた新たな世界とは…? 「漆」がつなぐ陸と美雨、ふたりの出逢い。京都を舞台に、伝統工芸の「漆」「金継ぎ」を扱いながら、子どもたちを取り巻く社会問題をも描いた青春小説。作者の八束澄子さんの作品は過去に中学入試、高校入試でも出題。

それぞれが色々な考え方で生きていて、自分の価値観や存在について考えさせられる一冊でした。友達のこと、自分の進路、親への反感……人には言える悩みと言えない悩みがあり、その中で自分が夢中になれるものに出会って大切にしていくのだと思いました。思春期の今だからこそ共感できる部分が沢山あると思うので、ぜひ読んでみて欲しいです。
再婚して新しい家族との距離に戸惑う気持ちに共感しました。また、虐められていることに情けなさを感じていた陸や、ふたりを囲む人達にもそれぞれ悩みがあったり、不思議な縁で繋がったりと読みごたえがありました。金継ぎで繋がる縁というのも新鮮で良かったです。個人的には大也が人の気持ちに敏感なところが大好きです。
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空とラッパと小倉トースト
『空とラッパと小倉トースト』

[ 作 ] オザワ部長 [ 出版社 ] Gakken

福岡南部の山奥で育った天真爛漫な少女・天川美森。育ての親の祖母を亡くして名古屋にやってきた美森は、川辺でトランペットを吹く少年・安曇響と出会う。入学した高校の校内で響とばったり再会した美森は、川辺で聴いたトランペットの音を思い出し、唐突に自分も吹奏楽部に入ることを決意する。だがそこは、全国的に超有名なハイレベル吹奏楽部だった! 全国大会を目指す、美森と仲間たちの日々が始まる――。音と心の絆が紡ぐ、吹奏楽青春ストーリー! 中学入試、公立高校入試で出題。

響と美森が楽器を通して仲良くなっていくところがよかった! 登場人物それぞれの気持ちが繊細に書かれていて読み始めたら止まらなくて一気に読んでしまった!! 単純に小倉トーストが食べたくなった。
美森のはつらつさと、青春部活ストーリーが組み合わさって、爽快で読みごたえのある物語になっています! ラッパ→トランペットのことだそうです(笑)。個性的な登場人物の性格や内面に引き込まれて、読後は、きっと友情や家族のことについて考えてみたくなると思います!
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ヨンケイ!!
『ヨンケイ!!』

[ 作 ] 天沢夏月 [ 絵 ] Re° [ 出版社 ] ポプラ社

慢性的な人数不足に悩む離島・大島の渚台高校陸上部に、奇跡的に男子4人のスプリンターがそろった。インターハイ予選を目前にひかえ、100×4リレー(四継(よんけい))に挑むことになるが、メンバーの人間関係はサイアク。それぞれが悩みを抱えるバラバラのチームで、リレーのバトンは繋がるのか――? 中学入試・高校入試で多数出題、必読の1冊です。

私も前にヨンケイやったことがあります。そのときは喧嘩などは起こらなかったけど、私はみんなのことをほとんど知らずに走っていました。もしいつかヨンケイやることになったら、仲間を知ることと仲間を信頼することを大切にしたいと思える一冊でした。
陸上のことを全く知らない私でも、お話にのめり込んでいました。それぞれ違う考えや悩みを持っていたけれど、最後には少しずつ、チームに近づいていった4人が素敵だな、と思いました。
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八月の御所グラウンド
『八月の御所グラウンド』

[ 作 ] 万城目 学 [ 出版社 ] 文藝春秋

直木賞受賞作品! 女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは…? 青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇!

風に恋う
『風に恋う』

[ 作 ] 額賀 澪 [ 出版社 ] 文藝春秋

かつては全国大会連続金賞だったが、現在は見る影もない名門高校吹奏楽部に、黄金時代の部長がコーチとして戻ってきた。そして1年生の基を部長に任命し…。はたして全国大会への切符を手にすることはできるのか!? 青春小説の名手・額賀澪さんが紡ぎだすリアルで美しい言葉たちが部活動に青春をささげる中高生の胸に突き刺さる、涙腺決壊の王道青春エンタメ小説! 高校入試に出題。

とてもよかったです。他の本にはないきれいごとばかりじゃないお話。他の人からの自分へ嫉妬や嫌悪など色々な感情が渦巻く中でも、主人公の強さに憧れました。
主人公の基が、一度諦めた道を、衝撃的な出来事で息を呑む速さで駆け上がっていく姿が何よりかっこいいです。ここまで感情移入できる本があるか!と、自分の中で一位に挙げられる、額賀さんの超大作です。
私たちの世代は
『私たちの世代は』

[ 作 ] 瀬尾まいこ [ 出版社 ] 文藝春秋

小学三年生になる頃、今までにない感染症が流行し二人の少女、冴と心晴は不自由を余儀なくされる。母子家庭の冴は中学生になってイジメに遭い、心晴は休校明けに登校するきっかけを失って以来、引きこもりになってしまう。それでも周囲の人々の助けもあり、やがて就職の季節を迎えた―。いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生! 瀬尾まいこさんは入試頻出の作家さんです。

雲を紡ぐ
『雲を紡ぐ』

[ 作 ] 伊吹有喜 [ 出版社 ] 文藝春秋

いじめが原因で学校に行けなくなった高校生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒はホームスパンの職人である祖父の元へ家出をする。壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか? 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の心の糸の物語。第8回高校生直木賞受賞。

悩み、お互い傷つきながらも少しずつ前進していく人間模様を描いた作品。美緒がホームスパンというものに触れ、段々と成長していく姿も読んでいて面白かったです。
国語の模試でこの物語が出題され、「雲を紡ぐ」というタイトルに神秘的な魅力を感じて、全部読みたいと思って読んでみた。私は美緒の境遇なんて不登校じゃないから全然わからない。なのに共感できてしまった。私も美緒も強くなりたい、と。同時に羨ましくも感じた。美緒はもとから強さを秘めていたのに、私の中にそんなもの微塵も感じない。私は強くなりたい。ガタガタに紡がれた心ではいたくない。
ライオンのおやつ
『ライオンのおやつ』

[ 作 ] 小川 糸 [ 出版社 ] ポプラ社

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――。若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

今、普通だと思っていることは普通ではなく、かけがえのない大切なものだったということに気づかされた本でした。病気などになってしまったら、この物語のような人の温かみを感じられる場所で、死を迎えられればいいなと思います。
まず、この本は泣けます。ぼろぼろ涙が出てきます。主人公の雫さんが自分を見つめ返している場面ではいろいろな感情がわいてきて命の尊さとか存在の意味とか、いろいろ考えさせられます。でも読み終わったあとは爽やかさが残るとてもいい本です。ぜひ読んでほしい!
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ぱりぱり
『ぱりぱり』

[ 作 ] 瀧羽麻子 [ 出版社 ] 実業之日本社

才気あふれ、17歳という若さでデビューした詩人・すみれ。彼女の成長は少しだけゆっくりで、その後もまわりが少しハラハラするような、でもそのときどきに宝物を残してくれるようなものでした……。姉の自由さに苛立ちながらその才能に憧れる妹、伸び悩む詩人に苦悩する編集者、クラスメートの名前が書かれた詩集に出会う販売員、アパートの隣人にときめく大学一年生男子。詩人「すみれ」とかかわった人々が見つける幸せの形を描く、青春&家族小説。中学入試で出題。

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お探し物は図書室まで
『お探し物は図書室まで』

[ 作 ] 青山美智子 [ 出版社 ] ポプラ社

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。公立高校入試で出題。

何かに迷い、悩んでいる人たちが、その悩み事とは無関係の本と付録から新たな考え方や自分の本心を見つけていくのが、素敵だと思いました。私も自分を探せる、こんな図書室に出逢ってみたいです。
連作短編というジャンルの本です。自分もまた、どこかで誰かを助け、どこかで誰かに助けられるのだな、と感じました。離れているようで、みんな誰かと必ず繋がっている、そう思えた作品です。
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水族館ガール (ジュニア版)
『水族館ガール (ジュニア版)』

[ 作 ] 木宮条太郎 [ 絵 ] げみ [ 出版社 ] 実業之日本社

NHK連続ドラマ化で話題のベストセラー!  市役所に勤めて三年の由香は、突然、市立水族館「アクアパーク」で働くよう命じられます。人間とのコミュニケーションは苦手な男の先輩・梶と、イタズラ好きのイルカたちを相手に奮闘する毎日。そんなある日、由香は一頭のイルカの体調がおかしいことに気づきますが……。新人飼育員が失敗や挫折を繰り返しながらも成長していく、さわやかな青春お仕事ストーリー。公立高校入試で出題。

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零から0へ
『零から0へ』

[ 作 ] まはら三桃 [ 出版社 ] ポプラ社

1945年、父を戦争で亡くし、聡一は一家を支えるために大学をやめて、鉄道総局の研究所に入所する。そこには、戦争中に軍で戦闘機の設計や製作に関わり、多くの命を奪う結果を生んでしまったことを悔いる壮年の技術者たちがいた。様々な人が、過去を乗り越え、未来へ向かう様を描いた希望の物語は、胸を打つでしょう。公立高校入試で出題。

戦後の日本は、やっぱりすごい成長だと思いました。首都高や、新幹線などもできていって今でも役に立っているし、零戦を作った人たちも人を悲しませたからこそ作ったのは偉いと思う。
戦争のためのモノづくりから平和のためのモノづくりへ。戦後の人たちの精神力、献身性を今の時代の私たちは見習うべきだなと思った。今の社会は充実していてついつい働く事への意味を見失いがち。この本は私たちが大人になって仕事をしたときの「やりがい」を伝えてくれた。
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論説文(中学入試~大学入試)
はじめての哲学
『はじめての哲学』

[ 作 ] 藤田正勝 [ 出版社 ] 岩波書店

なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは、いつも私たちの日常の中から生まれてきました。「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」……古代から現代まで、人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を、やさしい言葉で一から解きほぐします。予備知識は不要です。ようこそ、哲学へ。中学入試ほか公立高校入試で多数出題。

僕はこの本を持っているんですけど、普段そんなことを考えたことなんてなかったことも深く考えられて、個人的に考えられる視野がとても広がった気がします。例えば、悩み事がある時に解決法としてこのように本を読んでみるのもありかもしれませんね。
私は夜などに、死んでしまったらどうなるのだろう。と考えてしまい、怖くなりました。でもこの本を読んで少しスッキリしました。私と同じような悩みを抱えていたり、自分はなぜ生きているのだろうと悩む人にもおすすめです
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俳句部、はじめました
『俳句部、はじめました』

[ 作 ] 神野紗希 [ 出版社 ] 岩波書店

若い世代の参入により、今、俳句界がにぎやかだ!「俳句を知りたい!」「句作にチャレンジしてみたい!」そんな10代に、俳人として大活躍中の著者が、俳句の魅力と作り方を伝授する。自分の内外に向けて五感をフル回転させ言葉を探し、17音に落とし込む。その過程はきっと、この不確かな世界を生き抜く力になってくれるはず。公立高校入試で出題。

人は見た目!と言うけれど
『人は見た目!と言うけれど』

[ 作 ] 外川浩子 [ 出版社 ] 岩波書店

もし自分の顔に、目立つあざや傷あとがあったら…? そうした症状をもつ人たちが直面する、いじめや差別などの困難――見た目問題。当事者と共に悩み、失敗をくり返しながら解決に取り組んできた著者が、脱毛症、口唇口蓋裂、アルビノなど様々な症状の人たちの体験を伝え、家族や先生など周りの人はどう関係を築けばよいのかを考えます。入試の論説文対策として知識を蓄えておきましょう。

私のクラスにも障害を持っている子がいます。私はその子のことはあまり何とも思っていませんでしたが、心のどこかでは「変だな」と思っていました。ですが、この本を読んで障害は持っているとこんなに辛いんだと思いました。それなのに私はなにも知らないで「変だな」と決め付けていたのに反省しました。この本は障害を持っている人がどんな風に生活してたのかがわかる本です。
私は、円形脱毛症だった時期がありました。この本を読む前は、隠そう隠そうと必死でしたが、今振り返ってみると、そんなに切羽詰まらなくても良かったなあと思います。決して自分に非があるわけではない症状で、つらい思いをしている人がたくさんいると知って、前よりもさらに 見た目問題に関心がわきました。
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AIの時代を生きる
『AIの時代を生きる』

[ 作 ] 美馬のゆり [ 出版社 ] 岩波書店

AIの存在感が増し、便利な暮らしへの期待や憧れが高まる一方で、仕事を奪われる不安に揺れる現代人。人とAIの未来はどうあるべきなのか。多様な学術的背景をもつ著者が、AIの歴史、その仕組みを解説しつつ、両者にとってよりよい社会のつくり方、さらには一人一人ができることを、「創造力と共感力」をキーワードに語ります。入試対策として知識を身につけ、世界観を広げましょう。

AIのすごさが私にもとっても分かりやすい。とても良かったので、是非とも読んで欲しい
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大人になるっておもしろい?
『大人になるっておもしろい?』

[ 作 ] 清水 真砂子 [ 出版社 ] 岩波書店

自分を信じきれず、個性や〝らしさ〟を探しながらも一方で人と違わないことに心を砕く若者たち。大人になる直前のとまどいや悩みは尽きず、未来に希望を思い描くのも難しい。そんな10代に魂をゆさぶる数々の物語を通して、悩むこと、傷つくことを恐れず、もっと伸びやかに自由に生きようと呼びかける、青春の羅針盤となる一冊。複数の中学で出題。

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寝ながら学べる構造主義
『寝ながら学べる構造主義』

[ 作 ] 内田 樹 [ 出版社 ] 文藝春秋

構造主義は現代思想の代表みたいにいわれるけれど、どんな思想なんだろう。やっぱり超難解な言い回しや論理の山ばかりで、挫折するのかな?と思う人にこそ手に取ってほしい本。やさしくかみ砕いて構造主義を説き明かしてくれます。「そうか、そうだったのか」の連続にきっとなるはずです。論説文対策に最適な1冊。

すごくおもしろかったです!構造主義のことが詳しくかかれていていいと思いました!
教科書にも載っている内田樹さんの文章を読むことができて、非常に有意義な経験となりました。答えの存在し得ない問い。そういったものを読者に与えてくれるのではないか。そう思わせてくれる作品でありお勧めします。
  • 中学入試から大学入試まで、入試に出た本、今読んでおきたいおすすめの本をご紹介します。入試に役立つ、読書のメリットも解説!
  • 入試に出る本は、実はおもしろい! 自分らしさや感動の青春小説、社会テーマをわかりやすく解説する新書まで、どれも面白くて魅力的な本ばかり。
  • ふだんから、入試に出てくるような本を読んでおくと、読解スピードもあがり、考えも深められて、おすすめです!
  • 「まなびライブラリー・たいけんひろば」は、小学生・中学生・高校生のかたに、本が読みたくなる、本好きになる約1000冊のおすすめブックリストとして無料でお役立ていただけます。
  • 試し読みができるから、読みたくなる本にどんどん出合えます。夏休み・冬休みの読書感想文・自由研究の本を探すときにもぜひご利用ください。
  • 「たいけんひろば」でご紹介する本はすべて、進研ゼミに入会すると、追加受講費なしで自由に読むことができます。
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