


読書により興味関心が広がり、専門性を深め、社会課題に向き合い、自分の意志で
未来を決める力を育むきっかけになります。おすすめの本18選をご紹介します。

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世間一般で話題のもの ベストセラーや著名な文学賞受賞作品など話題の一冊を読むことで、読書の習慣がついていなくても抵抗なく読むことができます。自分ではふだん読まないタイプの本も、興味を広げるきっかけに。
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興味関心に応じた専門性を
高めるもの 好きなものをとことん追求したいこの時期、自分の興味のおもむくままに、新書やノンフィクションなど読むのも、専門性を高めて、将来の進路選択に役立ちます。 -
社会的な課題を
取り上げたもの 身の回りで起きている社会的な課題に触れることで視野を広げ、本質的な課題に向き合い、それを解決するための発想力を身につけることができます。

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。高校生二人が一緒に過ごす、夏の特別な四日間の物語。ひょんなことから夜行バスに乗って、二人の〝不謹慎な〟そして特別な旅が始まる――。不謹慎な目的って? 恋のゆくえは? 大ヒット小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんによる青春恋愛ストーリー。

こいつら、最高すぎる--。たった65分間の昼休みに企てた、絶対バレてはいけない「完全犯罪」。運命を賭けた高校生たちのミッションは完遂なるか。 “学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ! 阿津川辰海さんは発表した作品それぞれがミステリ・ランキングの上位を席巻する、大人気作家!

福岡南部の山奥で育った天真爛漫な少女・天川美森。桜の下でトランペットを吹く天才少年・安曇響と出会い、まったくの未経験で吹奏楽部に入ることを決意する。だがそこは、全国的に超有名なハイレベル吹奏楽部だった! 個性的な仲間たちとの日々、両親を知らない自分自身の生い立ち、響との共鳴と対決。感動の吹奏楽青春ストーリー!

満月の夜に気まぐれに現れる「満月珈琲店」。優しい猫のマスターと星遣いの店員が、極上のスイーツやドリンクで客をもてなす。スランプ中のシナリオ・ライター、恋するIT起業家…、人々の悩みを解きほぐすマスターの占星術「星詠み」。美しく幻想的な絶品スイーツの口絵も話題に。物語を読む人の心も和む、優しさあふれる一冊です。

『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』…世界中で愛される上橋菜穂子さんによる、「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジー。遙か昔、神郷よりもたらされたオアレ稲によって繁栄を極めるこの国には、香りで万象を知る〈香君〉という活神がいた。植物や昆虫の声を香りで聞く少女アイシャは、オアレ稲や香君に隠された謎へと近づいていく。

明治東京を舞台にした、妖と恋をめぐる物語。妖魔が蔓延る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズ!

「おめでとうございます、抽選に当たりました!」 生前の罪により、輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真の体にホームステイして、自分の罪を思い出すという修行だった。シリアスなテーマを軽やかに描いた心温まる物語。

松岡清澄、高校一年生。両親が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが…。世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。

父の療養のため急な引っ越しをよぎなくされ、憧れだった第一志望の高校を六月で辞めることになってしまった真歩。高校卒業検定の準備をしながら図書館の宅配ボランティアをすることに。ある日真歩は、アラビア書道の流れるような美しい文字「約束は雲、実行は雨」と書かれたアートに魅了される。

東日本大震災から九年。宏太と父は知人のもとに身を寄せたが、「故郷を捨ててきた」という思いにとらわれ続けてきた。父の死をきっかけに故郷を訪れた宏太は、謎の男に追われる少女・楓と出会う。人と伝説が混ざり合う、少し不思議な町の物語。劇場アニメ映画化された『岬のマヨイガ』のアンサー作品!

小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、罪の意識にさいなまれながら生きている。そこへ明治天皇が亡くなり、あとを追って乃木大将が殉死する事件がおこり、「先生」もまた死を決意する。文豪 夏目漱石による、人の「こころ」の奥底を描く不朽の名作。

没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く「斜陽」。太宰文学の集大成ともいうべき、小説化された自画像「人間失格」。キリストを売り渡したイスカリオテのユダの話「駆け込み訴え」など、20世紀の日本が生んだ天才作家の名作11篇を収めています。くわしい年譜、作品案内と作家評伝付き。

小学6年生のダニエルは、戦争時代の話をきくためにアンナおばあちゃんを訪ねた。第二次世界大戦中、ナチによるユダヤ人迫害や、1万人もの子どもたちを救ったキンダートランスポート(各国の家庭がユダヤ人の子どもを受け入れた活動)などの史実をふまえ、緊張感いっぱいに描かれたフィクション。

「アマガエルは目を使って食べる?」X線撮影の仕組みから、節足動物と軟体動物・魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類の6章に分けて、全52種の生き物たちの美しいX線写真を紹介。X線写真で生き物の内側を覗き、その種の魅力だけでなく、体の構造や生態の不思議を明かし、生命の神秘にせまる。

私は女? それとも男? どの性の人を好きになる? LGBTQってなに? 男女の格差って? 自分の心や体とどう向き合う? 人とはちがう何かを持っていることでモヤモヤしているみんなへ。ひとりの女子サッカー選手が伝える「自分を大切にするため」の話。自由なジェンダーのありかたを見つめ直すきっかけとしてもおすすめです。

平和構築、人道支援、軍縮、エネルギー、環境などグローバルな課題が山積するなかで国連の果たすべき役割はますます大きくなっています。ユニセフや国連食糧農業機関、国連難民高等弁務官事務所など、国連や専門機関で様々な活動に従事してきた10名が、自らの経験をたどりながら国連の仕事について語ります。

新種の発見は、驚きと喜びに満ちている! 舞台は足元から深海や海底洞窟など遠く危険な未踏の地まで。昆虫、魚類、貝類、鳥類、植物、菌類など多様な未知の生物との出会いにワクワクしながら、第一線の研究者たちの情熱や喜怒哀楽を共に味わってみませんか。分類学の基礎知識も楽しく身につくディープな入門書。

予備知識はいらない哲学の入門書。なんのために生きるのか、と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは、いつも私たちの日常の中から生まれてきました。「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」…古代から現代まで、人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を、やさしい言葉で一から解きほぐします。
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