


青春・恋愛・ミステリーさまざまなジャンルの小説も楽しむようになります。
中学生向けにおすすめの本18選をご紹介します。

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豊かな感受性を
育んでくれるもの 繊細な心の機微を感じとり、豊かな感受性が育まれる多感な時期。心を揺さぶる本に出合えるときです。たとえばドラマや映画の原作、ベストセラー小説から入ってみると、世界観が想像しやすく読書を楽しめます。 -
思春期ならではの悩み解決の
ヒントになるもの 自分に向き合い、コンプレックスや生きる意味など、深い悩みを抱える時期。自分らしさは何かを考えるヒントを本で探してみることができます。 -
ノンフィクションなど様々な
ジャンルのもの 将来の夢や進路を現実的に考える始める中学生の時期。読書を通じて、今社会で何が起きているのかを知り、その中でどう生きていくべきかを考えるきっかけになります。

大人気「天久鷹央の推理カルテ」待望のジュニア版が登場! 肝試しで夜の公園にしのびこんだ小学生のコウタ。暗い林をぬけた先、ゴールの池にいたのは……カッパ!? 天才医師にして名探偵・天久鷹央があらゆるナゾを解き明かす! 作者の知念実希人さんは医師でもあり、今もっとも多くの読者に支持される、最注目のミステリー作家の一人です。

こいつら、最高すぎる--。たった65分間の昼休みに企てた、絶対バレてはいけない「完全犯罪」。運命を賭けた高校生たちのミッションは完遂なるか。 “学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ! 阿津川辰海さんは発表した作品それぞれがミステリ・ランキングの上位を席巻する、大人気作家!

いじめに悩む陸と、自分には居場所がないと感じる美雨。それぞれに自分のアイデンティティを探して辿り着いた新たな世界とは…? 「漆」がつなぐ陸と美雨、ふたりの出逢い。京都を舞台に、伝統工芸の「漆」「金継ぎ」を扱いながら、子どもたちを取り巻く社会問題をも描いた青春小説。

「一番の願い事は叶わない」。トラウマを抱えた梨沙は、進路、恋、友情、全てがうまくいかずにいた。そんな折、東京から静岡の高校に二カ月間、国内交換留学をすることに。そこには屈託なく笑う航汰がいて…。彼とすごすうちに梨沙の気持ちは癒されていく。けれど、航汰への恋心に気づいた時にはタイムリミットが!? 痛くて切ない青春ストーリー。

「おめでとうございます、抽選に当たりました!」 生前の罪により、輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真(まこと)の体にホームステイして、自分の罪を思い出すという修行だった。シリアスなテーマを軽やかに描いた心温まる物語。

ばらばらだから心地よい、三人だけの園芸部。花を植えたいアズサと収穫して食べたい男子二人は、花と野菜を寄せ植える「ポタジェ」に挑戦する。人と話すのが苦手なぼく、誤解されやすい西森、帰国子女のアズサ。それぞれ悩みを抱えた三人が園芸部の活動のなかで心を通わせ、大きく成長する物語。

中1の美音は「涙の音が聞こえる」という特殊能力を持っている。ある日、ひっそりと美しい涙の音が聞こえた。それは、みんながあこがれる生徒会長の健先輩が、人目を避けて泣いている音だった。二人をとりまく人々との関わり合いから、美音が少しずつ変わっていく姿を描く青春ラブストーリー。

被服部の部長になった3年生の優人。最後だからと、部活と受験勉強を両立させようとするけれど……? 人気の「ぼくのまつり縫い」シリーズ第3弾! 今好きなことと、将来のこと、まわりの人たちの考えも聞きながら、自分の道を選んでいきます。その姿に勇気をもらえることは間違いありません。

ある日、母親の作ってくれた弁当が重たく感じる、中学生のタツキ。両親が共働きのマシロが、毎朝自分で弁当を作っていると聞き、自分も弁当を作ってみようと考える。映画化もされた『お引越し』で知られるひこ・田中さんが、ユーモアたっぷりに一風変わった中学生男子の思春期の心情を描きます。

新船中学校を舞台に黒野良輔とその友人たちを描く7つの連作。もやもやした気持ちやずっと抱えてきた秘密。ぼくらの心によりそって、きみは「聞かせてくれよ」と言った。軽やかに、でもたしかに、心に響く『ぼくら』の話。村上雅郁さんによる、思春期ならではの瑞々しさが心に響く青春ストーリー。

塾の帰り、竹人は街の不良グループ「夜明スコーピオン」に襲われ財布を奪われた。そこに現れたクラスメイト・クラゲの怪しい気功術もはね返されてしまう。翌日クラゲは、夜明スコーピオンをやっつけて財布を取り返そうと誘ってくる。立ち向かうのは権力の巨悪か、変わらない自分なのか──。十代の不安や消化不良のモヤモヤを吹き飛ばす、痛快な物語!

中学二年生の登校最終日に、友人の貴緒から突然、ちさとが告げられたのは、引っ越しをするという言葉でした。貴緒からの「文通をしたい」の提案に、二人のやりとりがはじまります。文通をする中で、ちさとの心がたどり着いていくところとは--。眞島めいりさんならではの、思春期の女の子の揺れ動く繊細な気持ちをていねいに描いたお話です。

無頼の生活に明け暮れた太宰自身の苦悩を描く内的自叙伝であり、太宰文学の代表作である「人間失格」と、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描き、命日の由来にもなった「桜桃」を収録。TVアニメ「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボ、アニメ描き下ろしコラボカバー版!

数多い文豪・漱石の作品の中でも、もっとも広く親しまれていると言われている代表作。 四国の中学に赴任した江戸っ子の坊っちゃん。喧嘩っ早く正義感に満ちた若い教師が、赤シャツや狸たちを相手に大活躍する痛快な物語。一度は読んでおきたい名作。

十七歳、誰もまだ「文豪」じゃなかった―。太宰治は作家になろうと決意し、宮沢賢治は進路をめぐって父に反発、芥川龍之介は友達と雑誌を作り、谷崎潤一郎は苦学生だった。夏目漱石は下宿で受験勉強し、樋口一葉は父と兄を亡くして一家を背負うことになる。作家たちの十代とその決断を、当時の日記や創作とともに紹介。

2016年3月11日、東日本大震災から5年。甚大な津波被害を受けた宮城県東松島市に、ある3人の高校生がいる。彼らは若き震災の語り部だ。あの日、まだ小学5年生だった子どもたちが何を思い、何に迷い、成長してきたのか。絶望の風景から未来へと歩き出した3人の高校生の言葉をまとめた『16歳の語り部』。

「食品ロスってなに?」「国内ではどれくらい?」「なにが原因なの?」など、食品ロスの最新データから、問題点と課題をやさしく解説します。どうしたら減らせるのか。国内外の食糧事情やフードバンクをはじめとする取り組み、さらには地域や学校、個人でできる活動まで。食品ロスを考えるヒントが詰まっています。

あの「大波」の絵(神奈川沖浪裏)で有名な絵師(画家)、葛飾北斎。北斎が弟子のためにつくった15冊の絵手本、それが『北斎漫画』です。江戸時代の出版事情から、木版画のつくりかた、そして『北斎漫画』の絵から見る江戸時代のくらしなどを紹介。作者の浦上満さんは『北斎漫画』コレクターとして有名です。
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