読書により興味関心が広がり、専門性を深め、社会課題に向き合い、自分の意志で
未来を決める力を育むきっかけになります。おすすめの本12選をご紹介します。
- 世間一般で話題のもの ベストセラーや著名な文学賞受賞作品など話題の一冊を読むことで、読書の習慣がついていなくても抵抗なく読むことができます。自分ではふだん読まないタイプの本も、興味を広げるきっかけに。
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興味関心に応じた専門性を
高めるもの 好きなものをとことん追求したいこの時期、自分の興味のおもむくままに、新書やノンフィクションなど読むのも、専門性を高めて、将来の進路選択に役立ちます。 -
社会的な課題を
取り上げたもの 身の回りで起きている社会的な課題に触れることで視野を広げ、本質的な課題に向き合い、それを解決するための発想力を身につけることができます。
市場の独り占めを取り締まる公正取引委員会の審査官・白熊楓は、東大首席・ハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉と同じチームで働くことに。反発しあいながらもウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出す。ドラマ化、漫画化でも話題。『元彼の遺言状』(第19回「このミス」大賞)の新川帆立さんによる公取委ミステリー。
このことは誰も知らない…。四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京からやって来た会計検査院の調査官三人と、大阪下町の空堀(からほり)商店街で生まれ育った少年少女だった。秘密の扉がついに開くとき、大阪が全停止する!? 映画化もされ、直木賞候補にもなった話題作。奇想天外な万城目ワールドが全開!
休日に公園にでかけたフォージャー一家は、ひょんなことから超有名画家のモデルになることに。ヨルは暗殺の任務への支障を恐れ、自分の顔が世間に広まるのを阻止しようと突拍子もない行動を取り続けるのだが、ロイドはその真意がわからず…。マンガ「スパイファミリー」の小説版スピンオフ。マンガを読んでいなくても楽しめます。
九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。しかしそこにあったのは古ぼけた白い扉だけ。何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが…。新海誠監督が自ら執筆した、大ヒット映画の原作小説!
高校生の時、偶然ピアノ調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、人として成長していく青年の姿を、温かく静かな文章で綴った感動作。第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015など、数々の著名な文学賞を受賞。豪華キャストで映画化もされた話題の1冊!
家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。水墨画の世界に足を踏み入れたひとりの青年の成長を描く青春小説。映画化、漫画化も話題に。第59回メフィスト賞受賞作。
なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは、いつも私たちの日常の中から生まれてきました。「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」…古代から現代まで、人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を、高校生に向けてやさしい言葉で一から解きほぐします。予備知識はいらない哲学の入門書。
「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう。他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと…。本当は もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえる高校生にとっておきのアドバイス! 人生相談で有名な、劇作家・鴻上尚史さんによる「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。
松岡清澄、高校一年生。両親が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが…。世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。第9回河合隼雄物語賞受賞。
17歳の篤は高校を中退し、先の見えない毎日を過ごしていたが、相撲部屋に呼出見習いとして入門することに。兄弟子力士たちの焦りや葛藤を間近に感じながら、「呼出」という仕事に就いた自分の在り方を見つめ直していく。選考委員を唸らせた、知られざる角界の裏方「呼出」に光を当てる新しい相撲小説! 第33回小説すばる新人賞受賞作。
恵子は中国生まれ日本育ちの高校生。ある日、バイト先のコンビニでマナーの悪い客にからまれているところを、大学院で中国文学を学ぶ幸太郎に助けられる。自身のアイデンティティに悩む主人公と、国籍を超えた友情を感動的に描く! 異文化交流の難しさと大切さを伝える、第61回講談社児童文学新人賞佳作入選作品。
広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。アラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。人々の生活を独特の味わい深い文章で描く、名文家としても名高い動物写真家・星野道夫さんによる、海外でも出版された珠玉のエッセイ集。
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