小学校高学年(5・6年生)の読書感想文におすすめの本15選。本を選ぶポイントも! 電子図書館 まなびライブラリー

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行動範囲も、内面的な世界も広がっていく小学校高学年(小学5・6年生)。
長文のものも読めるようになり、登場人物の心の動きも深く理解できるようになります。
自由な発想力を広げ、課題解決力にもつながるようなおすすめの本15選をご紹介します。
  • 青春・感動 犬と私の10の約束
  • ふたりのえびす
  • ラベンダーとソプラノ
  • ショートショート 5分後に意外な結末 赤い悪夢
  • 自分らしさ 君たちはどう生きるか
  • きみの話を聞かせてくれよ
  • ノンフィクション 「ヒロシマ 消えたかぞく」のあしあと
青春・感動 犬と私の10の約束
ファンタジー ドアのむこうの国へのパスポート
ショートショート 5分後に意外な結末 赤い悪夢
自分らしさ 君たちはどう生きるか
ノンフィクション 「ヒロシマ 消えたかぞく」のあしあと
本を選ぶポイント
  • 同世代が主人公で
    感情移入しやすいもの
    同世代が主人公だと「自分だったらどうするか」と、考えるきっかけになります。同じ年代の主人公に気持ちを重ね合わせて、共感したり、違う意見を感じたりなど、考えながら深く読み進めると、感想文として書くことができます。
  • なじみのあるテレビや
    映画の原作
    本が好きな子とそうではない子の差が出やすい時期。誰もがなじみのあるテレビや映画の原作だと、興味を持って読み進めることができます。感想文が苦手なお子さまでも、これならスムーズに取り組めます。
  • 長めの本や外国の物語 読む力がつき、300ページほどのものに挑戦できるようになると、読書に自信がつきます。また外国の物語を読むことで世界が広がる楽しさや感動を、感想文として書くと良いでしょう。
青春・感動
犬と私の10の約束
『犬と私の10の約束』

[ 作 ] 川口 晴 [ 出版社 ] 文藝春秋

「私を信じてください。それだけで私は幸せです」「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください」――ゴールデンレトリバーのソックスを飼う時、母は幼いあかりに10の約束をさせた。しかし大人になるにつれその関係に微妙な変化が生まれ……。「あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません」――。愛犬と少女の絆を描く、世界中が涙した短編詩「犬の10戒」から生まれた、犬と少女の成長と絆を描く感動作! 映画やテレビでも話題!

この本を読んで気づいたら泣いていました(恥)。私は生き物を飼っていませんが、この本を読んで飼うには10の約束をした上で飼った方がいいなと思いました。なので、これからペットを飼おうと思っている人は一度手に取った方がいいなと思いました。ペットとのひと時を大切にしたいです。
私たちは生まれてから死ぬまで10以上も約束をすると思うけど、ワンちゃんたちは生まれてから死ぬまで10しか約束をできない、そう考えると、命ってとても大切なものだと改めて感じました。
ふたりのえびす
『ふたりのえびす』

[ 作 ] 高森美由紀 [ 絵 ] 太田麻衣子 [ 出版社 ] フレーベル館

青森県八戸市の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞の踊り手に抜擢された太一。クラスでは明るいおちゃらけキャラを演じているがその心は複雑。「王子」と呼ばれ女子から人気の高い、大路優希とふたりでえびす舞の練習をするなかでたがいの気持ちをぶつけ合う。キャラをあっさり捨てる優希、キャラにしがみつく太一…。最後にふたりがつかんだものとは? えんぶりを舞うなかで自分を見つめなおしていく、太一と優希の再生の物語! 第69回青少年読書感想文全国コンクール【高学年の部】課題図書。

好きな恵比寿舞が主役のお話で、ふたりが心を通じ合わせていく過程がもどかしいながらも応援したくなります。お恵比寿舞やみっさいな、お恵比寿舞やみっさいな!(=見なさいな)
全然違う二人が郷土芸能に取り組みながら成長していく物語です。私は友達の紹介から読みましたが、めっちゃ面白いです!
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ラベンダーとソプラノ
『ラベンダーとソプラノ』

[ 作 ] 額賀 澪 [ 絵 ] いつか [ 出版社 ] 岩崎書店

「今年こそ、コンクールで金賞を」のプレッシャーときびしい練習で、崩壊寸前の合唱クラブ。そんなとき、小6の真子はボーイソプラノの少年・朔と出会う。朔に連れていかれた商店街の合唱団は、練習もゆるゆるだし、全然上手じゃない――でも、みんなとても楽しそうだった。真子は、頑張ることの意味やクラブのあり方を考えはじめます。

この本を読んで、グループ活動の大変さを改めて感じました。噛み合って意気投合するときもあれば、バラバラに分かれることもある。主人公の気持ちの変化に注目して読んでほしい一冊です! ぜひ読んでみてください。
何のために頑張るのか、どんな目標に向かって頑張るのかなどの、頑張ることの大切さを知ることができました。そしてみんなが、楽しく過ごせるようにできたらいいな、と思いました!
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きみの鐘が鳴る
『きみの鐘が鳴る』

[ 作 ] 尾崎英子 [ 出版社 ] ポプラ社

チアダンス部の活動に憧れて、青明女子中学校を目指しているつむぎ。塾も同じクラスメイトとうまくいかなくなり、5年生の終わりに転塾することに。 新しい塾「エイト学舎」には、いろいろな子がいた。迎えた2月、待ち受けているものは? 受験の合否にかかわらず、すべての子どもに、祝福の鐘は鳴る。未来が開け、さわやかな温かさに包まれる物語。

とても心に響くお話でした。私も中学受験を経験して、その時のことを思い出しました。辛かったことも多かったけど、今はやってよかったと思えています。この本を読んだら自分が抱え込んでいる辛さが軽くなるなと感じます。とてもおすすめの本です。
面白かったです! それぞれのプレッシャーや、嫌な気持ちがあるなかで、つむぎや伽凛、唯奈に涼真、比呂たちは、みんなで乗り越え、受験をして、すごいと思いました。
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ぼくらの七日間戦争
『ぼくらの七日間戦争』

[ 作 ] 宗田 理 [ 絵 ] はしもとしん [ 出版社 ] KADOKAWA

夏休みを前にした、1学期の終業式の日、東京下町にある中学校の、1年2組の男子生徒全員が、姿を消した。いったいどこへ? PTAはもちろん、テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、七日間に及ぶおとなたちとの大戦争。映画化もされ、熱い支持を受けつづける大ベストセラー「ぼくらシリーズ」は、読んだ人の心を打つでしょう。

大人にはわからない、子どもならではの悩みに手を取り合って立ち向かっていくストーリーが面白くて、何回も読み返して毎回ワクワクドキドキしています。キャラたちが友達同士でわちゃわちゃしてるのが見ててこちらも楽しい気分になれて好きです。
みんなの仲がよくて、何をするのも楽しそうでした! おじいさんや、一部の先生と協力して仲間を助けたのがとてもかっこよかったです! 花火を打ち上げたところで、感動しました。
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恋とポテトと夏休み Eバーガー1
『恋とポテトと夏休み Eバーガー1』

[ 作 ] 神戸遥真 [ 絵 ] おとないちあき [ 出版社 ] 講談社

憧れの先輩の後をつけ、たどり着いたEバーガー千葉中央駅前店の裏口。出てきた店長にバイトの面接と勘違いされた優芽は…。個性豊かな仲間たちとの出会い、そして始まる恋の予感……? 大人気の恋ポテシリーズ第1巻、誰もが楽しめる等身大のアルバイト×恋愛青春小説!

なんか青春って感じの本でした。主人公がだんだん成長していく感じとか、主人公の母に自分の意見を言えないところとかとても共感できました。色んな人にこの本を読んでもらいたいと思う本でした!!
表紙とタイトルが爽やかな感じで素敵だな~!!と思い読んでみたら、本当に面白かった。主人公の優芽がEバーガーでのバイトを通して変わっていく物語です。そんな成長に感動させられました。続きが気になります!!
ファンタジー
ドアのむこうの国へのパスポート
『ドアのむこうの国へのパスポート』

[ 作 ] トンケ・ドラフト、リンデルト・クロムハウト [ 絵 ] リンデ・ファース [ 訳 ] 西村由美 [ 出版社 ] 岩波書店

作家の家には、なぞめいたドアがある。ドアのむこうには、特別なパスポートを持った人しか入れないという。クラスの子どもたちは作家と手紙をかわしながら、パスポートやビザの申請といった課題にむきあううちに、仲間や自分をより深く知っていく。オランダの人気児童文学作家二人による、子どもたちへのエールに満ちた物語。【2024年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書】

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メメンとモリ
『メメンとモリ』

[ 作 ] ヨシタケシンスケ [ 出版社 ] KADOKAWA

姉のメメンは冷静で、弟のモリは情熱家。メメンとモリの、日常の何気ない出来事をとおして、ヨシタケシンスケさんが描く「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。メメント・モリ(ラテン語)は、死を思うことで今を大切に生きることができるという言葉。ほんわかしたストーリーに癒されながら、ちょっと哲学的に思いを巡らす話題の良書です。

表紙で少し興味を引かれたので読んでみると、思っていたのとはまた違う内容で「生きる」ことがどういうものなのか、なぜ生きているのか分かりそうで分からなかったりなんだか不思議な気持ちになって、前向きに生きようという気持ちになれました。
この本を読んで、ちらかしたり、壊したり、掃除したり…という、小さなことでも大切にして、毎日をすごしたら良いんだ、と分かりました。私はこれからは、毎日を大切にすごそうと思います!!
銀河鉄道の夜
『銀河鉄道の夜』

[ 作 ] 宮沢賢治 [ 出版社 ] 岩波書店

宮沢賢治の童話集「銀河鉄道の夜」では、表題作のほか「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」、思想性と幻想性の高い作品が集められています。ふしぎな魅力をたたえた作品ばかり。宮沢賢治の世界に旅をしてみませんか。

この本には、宮沢賢治の面白い物語がたくさんつまっています。一番面白かったのは、やはり「銀河鉄道の夜」です。ジョバンニとカンパネルラが銀河鉄道にのって星巡りをする物語です。この物語の面白いポイントは、星や風景が何かに例えられているところです。まるで文面が宝石のように輝いていました。ジョバンニとカンパネルラがつむぐ物語、ぜひ読んでみてください。
私は、小学六年生の時に国語で「やまなし」を学んだことで色々な視点から見ることができる宮沢賢治さんの物語にハマりました。宮沢賢治さんが書かれた物語の中では私は「銀河鉄道の夜」が特にお気に入りです。主人公のジョバンニが色々な人と出会いながら「ほんとうのさいわい」について考えていくところが好きです。ある一つの物語を色々な人で読み合い、それぞれの考えを伝え合ってみるのも良いと思いました。ぜひ皆さんも読んでみてください。
モモ
『モモ』

[ 作 ] ミヒャエル・エンデ [ 訳 ] 大島かおり [ 出版社 ] 岩波書店

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、映画や舞台にもなったエンデの名作。読み応えのある名著を読むことで、読書への自信もつきます。

時間の大切さに気づかされる本でした!! 些細な時間でも自分のため、相手のために使う、決して当たり前にあるものでないものだということがわかりました。この些細な時間を楽しみたいと思いました。そしてモモのような人になりたいです!!
時間を大切に使うことを改めて大切に思いました。モモの勇気が僕のことを元気にしてくれました。
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星の王子さま
『星の王子さま』

[ 作 ] サン=テグジュペリ [ 訳 ] 内藤 濯 [ 出版社 ] 岩波書店

サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、“ほんとうのこと”しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作。キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は、大人になっても心に響きます。

星の王子さま、世界の名作にも入ると私は思います。王子さまはとっても純粋で不思議なことにはすぐに質問して、色んな人にあってとっても大切なこと、『本当に大切なものは目に見えない』ということに気がつく物語。ゲームでこの本を知ったけど、本当に考えさせられる本です。
「心で見ないと、物事はよく見えない」という言葉に感動しました! 人間は互いを傷つけあうのではなく、互いに支えあって自分にとって大切な人に心を開いて思いやりを持つべきだと思いました。
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ショートショート
5分後に意外な結末 赤い悪夢
『5分後に意外な結末 赤い悪夢』

[ 編 ] 学研教育出版 [ 出版社 ] Gakken

累計500万部突破の大人気シリーズ! 笑い、感動、友情、ちょっとだけシニカル。5分程度の時間で読めて、ラストにドンデン返し!  どの話も短いので、朝読やちょっとしたスキマ時間の読書にも最適です。また、どのお話にも、ラストに「意外な結末」があるので、読書好きでも、そうでなくても大好評!

たった5分でひとつのお話を読み終われるのがとてもいいと思います。5分後に意外な結末のお話にはホッとするもの、ゾワっとするもの、感動するものといったたくさんのジャンルがあるので読み飽きないです。
予想を超えてくる大どんでん返しはいつも圧巻です! 「力」という話がとても驚きで鳥肌がたちました。面白かったり、怖かったり最高です!
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自分らしさ
君たちはどう生きるか
『君たちはどう生きるか』

[ 作 ] 吉野源三郎 [ 出版社 ] ポプラ社

すべてのこどもたちにおくる!「どう生きていこうか」と考えたり、「どう生きていくのが正しいだろうか」と考えたりするのは、人間である証です。人間とはほんとうにふしぎなものです。そのふしぎな人間としての一生を、どういうふうに生きていったらいいのか、主人公のコペル君はいろいろなことにであい、いろいろなことを考えてこの問題にぶつかります…。今の時代にこそ読んでもらいたい1冊。

とても哲学的なところに反して小学生でもわかるようになっていて、読みにくい漢字にはふりがなが振られていてとても読みやすかったです。
人間は、誰かのためっていう小さな意志が、ひとつひとつつながって生きていることに気づきました。周りの意見に惑わされない、意思を貫くことのできる立派な人間になりたいと思いました。
きみの話を聞かせてくれよ
『きみの話を聞かせてくれよ』

[ 作 ] 村上雅郁 [ 絵 ] カシワイ [ 出版社 ] フレーベル館

もやもやした気持ちやずっと抱えてきた秘密…。ぼくらの心によりそって、きみは「聞かせてくれよ」と言った。新船中学校を舞台に黒野良輔とその友人たちを描く青春群像劇。共感できる悩みや思いが、7章7人の主人公によって紡がれます。

ただただ感動、そして美しくて切ない…。短編集だからさっと読める。でも満足感が高くて。苦しいな、寂しいな、泣きたいな、辛いな。そういう時におすすめです。自分も泣きました。
いろんな気持ちのもやもやを抱えた子たちが、それぞれいろんなことを考えながら生活していて、自分が共感できる部分もあったから、ぜひたくさんの人に読んでほしい。少なくともおれが今まで読んできた本の中で一番共感できる本。
ノンフィクション
「ヒロシマ 消えたかぞく」のあしあと
『「ヒロシマ 消えたかぞく」のあしあと』

[ 作 ] 指田 和 [ 出版社 ] ポプラ社

2019年7月に刊行された絵本『ヒロシマ 消えたかぞく』は、悲惨な戦争を幸せな家族の風景から伝えた新しい切り口として話題を呼びました。この本は1500枚以上あったアルバムから絵本ができるまでを紹介し、戦前、戦中、戦後の家族や、亡くなった家族、生き残った家族、また今を生きる家族など、「かぞく」をキーワードに、戦争、平和、いのちについて問い続ける、著者の活動のノンフィクションです。

悲しくて、切なくて、なぜこの子達が死ななければいけなかったのだろう。と深く考えさせられる本です。今私たちは明日があることを当たり前と思って生活しています。けれど、それは当たり前ではないと言うことがわかりました! 人生の糧となる本なので、ぜひ読んでみてください。
最近学校で戦争のことを勉強していて、読んでみました。改めて戦争の悲惨さを知って、今こうして平和に暮らせているのが幸せなんだと感じました。
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  • 小学5・6年生の読書感想文におすすめの本をご紹介します。本を選ぶポイントも解説!
  • ベストセラーや、冒険・ファンタジー・感動・自分らしさなど、面白いのでつい夢中になって読み進められる本をラインナップ。読書が苦手なお子さまにもおすすめです。
  • 「まなびライブラリー・たいけんひろば」は、小学生・中学生・高校生のかたに、本が読みたくなる、本好きになる約1000冊のおすすめブックリストとして無料でお役立ていただけます。
  • 試し読みができるから、読みたくなる本にどんどん出合えます。夏休み・冬休みの読書感想文・自由研究の本を探すときにもぜひご利用ください。
  • 「たいけんひろば」でご紹介する本はすべて、進研ゼミに入会すると、追加受講費なしで自由に読むことができます。
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