『魔女の宅急便』
[ 文 ] 角野栄子 [ 画 ] 林 明子
[ 出版社 ] 福音館書店
「ひとり立ち」するためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。彼女が懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さんでした。ミスしておちこんだりしながらも元気に生きるキキは大事なことを発見していきます。アニメーション映画でなじみ深い名作であり、感想文も書きやすいでしょう
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『崖の下の魔法使い』
[ 作 ] 吉野万理子 [ 絵 ] 宮尾和孝
[ 出版社 ] Gakken
転入した小学校にいまいちなじめないミケ。同級生の大河とともに訪れた石造りの家には、ふしぎな魔法使いが住んでいて、子どもの思い出をあずかるという。崖の下のふしぎな空間を舞台にくり広げられる友情ストーリーは、自分のことのように感じられ、感想文もスムーズに。作者の吉野万理子さんは第1回新潮エンターテインメント新人賞ほか受賞多数。
『ゆりの木荘の子どもたち』
[ 作 ] 富安陽子 [ 絵 ] 佐竹美保
[ 出版社 ] 講談社
ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。今は老人ホームとなった、ゆりの木荘の住人たちが、子どもの姿で77年前にタイムスリップしてしまうファンタジー。謎解きの要素もあって、わくわくしながら読めます。同じように叶わなかった約束があったら…、そんなことを想像しながら感想文を書いてみてはいかがでしょうか。
『トムと3時の小人』
[ 作 ] たかどのほうこ [ 絵 ] 平澤朋子
[ 出版社 ] ポプラ社
主人公のつとむと、つとむが読んだ本の主人公トム、ふたりの少年の視点から日常の中にひそむ不思議を描いたファンタジー。全ページカラー、漢字すべてにふりがな付きなど「読みやすい」「選びやすい」工夫をこらしているので、読書が苦手なお子さまもたやすく読み切ることができ、読書に自信がつきます。
『動物と話せる少女リリアーネ(10) 小さなフクロウと森を守れ!』
[ 著 ] タニヤ・シュテーブナー
[ 訳 ] 中村智子
[ 絵 ] 駒形
[ 出版社 ] Gakken
大人気「動物と話せる少女リリアーネ」シリーズの第10巻! 森林合宿に出かけたリリアーネは、森の中で助けを呼ぶ声を聞きます。それは、糸にからまった小さなフクロウでした。さまざまな困難が、リリアーネと動物たちにまきおこるドキドキハラハラの冒険物語! 思わず先が読みたくなるストーリーは、お子さまが夢中になって読み進めることができます。
『ニルスのふしぎな旅(1)
新たな空への旅立ち』
[ 原作 ] セルマ・ラーゲルレーフ
[ 作 ] 吉田 順
[ 出版社 ] Gakken
小人にされた人間の子どもニルスと、旅の仲間である動物たちの、成長と冒険の物語。スウェーデンの作家、ラーゲルレーフの不朽の名作を、現代の子どもたちに向けて再構成。感動的なストーリーは親子で楽しめ、感想も書きやすい1冊。作者のセルマ・ラーゲルレーフさんは女性で初めてノーベル文学賞受賞。
『りりかさんのぬいぐるみ診療所 空色のルリエル』
[ 作 ] かんのゆうこ [ 絵 ] 北見葉胡
[ 出版社 ] 講談社
美しい高原の中にある、りりかぬいぐるみ診療所。ぬいぐるみが大好きなりりかさんが、壊れたぬいぐるみを、まるで生きているようないきいきとした姿に直してくれます。そんなりりかさんには、誰も知らないひみつがあって…。かわいらしいモチーフであふれる、やさしい4編の物語は、あたたかな気持ちでいっぱいになるでしょう。絵を描いた北見葉胡さんはボローニャ国際児童図書賞など多数受賞歴あり。
『いみちぇん!(1)
今日からひみつの二人組』
[ 作 ] あさばみゆき [ 絵 ] 市井あさ
[ 出版社 ] KADOKAWA
主人公のモモは、愛読書は「漢字辞典」の超地味っ子。それがイケメン転校生・矢神くんとの出会いで、トラブル大発生! 小中学生からの絶大な支持を得る大ヒットシリーズ「いみちぇん! 」は、漢字を使ってバトルを繰り広げる軽快なお話。楽しみながら感想文を書くことができるでしょう。第2回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞作。
『星のカービィ 大迷宮のトモダチを救え!の巻』
[ 作 ] 高瀬美恵 [ 絵 ] 苅野タウ・ぽと
[ 出版社 ] KADOKAWA
カービィと前に戦ったこともあるマホロアが、突然「トモダチを助けてヨ!」とやってきた。怪しみながらも鏡の大迷宮にマホロアのトモダチを助けにいくカービィたち。大迷宮では、思わぬ出会いが待っていて……!? 大人気ゲームのノベライズなので、普段読書が苦手なお子さまも、ワクワクしながら最後まで読み切ることができます。
『青空モーオー!
牧場ですごした七日間』
[ 作 ] 堀米 薫 [ 絵 ] pon-marsh
[ 出版社 ] Gakken
夏休み、都会に住む小4の陸は、いとこが働く牧場に行くことになる。家族とはなれて、1週間、自然の中での、牛や牧場の人たちとくらす……さあ、どんな体験が待っている!? 牛の世話を通して牛から力をもらい、自分と向き合っていく少年のさわやかな成長物語。同じ小学生なので感情移入しやすく、感想文を書くのもスムーズでしょう。作者の堀米薫さんは和牛農家。児童文芸新人賞受賞。
『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー』
[ 作 ] 黒 史郎 [ 絵 ] 碧 風羽
[ 出版社 ] ポプラ社
一見すると普通のお話。だが、物語の中の小さな違和感から推理していくと、話の意味が変わっていく…。そんな仕掛けが隠されたショートショート! どんでん返しの連続はお子さまも夢中になりながら、読み進められます。謎解きや推理ものが大好きなお子さまに、おすすめの一冊です。
『北極と南極の「へぇ~」
くらべてわかる地球のこと』
[ 著 ] 中山由美 [ 絵 ] 秋草 愛
[ 出版社 ] Gakken
「極地記者」との異名を取る中山由美さんの環境ノンフィクション。そんな中山さんならではの視点から、極地のイメージをくつがえします。「北極と南極どっちが寒い? 」「動物で、人間に近づいてくるのは、北極南極どっち? 」など、楽しい質問を通して、辿ってきた歴史と、未来の地球の姿が見えてきます。様々なことを考えるきっかけにもなり、読書感想文にはぴったりです。
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『この世界からサイがいなくなってしまう アフリカでサイを守る人たち』
[ 文 ] 味田村太郎
[ 出版社 ] Gakken
密猟により絶滅が心配されるサイ。なぜ、ねらわれるのか。 この本では、サイの子どもを保護する「サイの孤児院」や、科学技術による「復活プロジェクト」などの取り組みを紹介をしながら、NHK記者でもある作者の味田村太郎さんが現地での取材を通し、どうしたら守れるのかを考えます。第8回子どものための感動ノンフィクション大賞受賞作品。ノンフィクション好きのお子さまが感想文を書くのに、ぴったりな一冊。
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『しっぽがない!
コアラとヒトのしっぽのなぞ』
[ 文 ] 犬塚則久 [ 絵 ] 大島裕子
[ 出版社 ] 福音館書店
コアラとヒトにはどうしてしっぽがないの? 脊椎動物(骨のある動物)が通う、りくのうえ学校で、先生が骨のある動物の特徴にしっぽがあることをあげましたが…。コアラのふくろいくんとヒトのあだちさんというクラスメイトが、しっぽがない動物の謎にせまります。作者の犬塚則久さんが、動物形態学者ならではの視点から、優しく子ども向けに進化論を説明します。動物がたくさん登場しますので、動物好きなお子さまにもぴったりです。
『ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科』
[ 原作 ] ファラデー
[ 作 ] 平野累次・冒険企画局
[ 絵 ] 上地優歩
[ 出版社 ] KADOKAWA
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。科学者のファラデーが子どもたちに見せた24の実験をイラストと物語でやさしく教えます。楽しくておもしろい、理科実験の入門書! 1本のロウソクを使ったたのしい実験で、身のまわりのふしぎを学びながら、感じたことや感心したこと、疑問に思ったことを感想にしてまとめるとよいでしょう。
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